かもぴーのしうかつブログ

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一橋大学経済学部の女子率を上げる施策

こんばんは。面倒くさくて最近更新してませんでした。

今回は「一橋大学経済学部の女子率を上げる施策」を検討してみたいと思います。これは某御社の面接で出されたケースなのですが、個人的にはその時にうまくいかなかったこともあり、もしもう1回同じテーマでケースをやるならこう答える、みたいなものを想定して書いてみました。

電車内でさくっと書いただけなので、ちょっとテキトーな部分はあるかもしれないです。

以下実況中継っぽく書いてみました。

 

 

 

―〇〇さんは一橋大学なんですね。実は僕も一橋なんですよ。……そういえば今も経済学部って女子は少ないんですか?

 

はい。

 

―そうしたら今回のケースは「一橋大学経済学部の女子率を上げる ための施策」というテーマでやってみましょう。

 

わかりました。最初に確認したいのですが、このクライアントと目的は何でしょうか?

 

―クライアントは一橋大学で、女性の社会進出が叫ばれる時代に、大学全体で女性の活躍を推進したいとの要望です。

 

(…まあ、その場での思い付きやからそんなもんか)

分かりました。そうしましたら、課題の分析と打ち手を検討したいので、5分ほどお時間をください。

 

―はい。

(紙とペンを渡され、5分間検討の時間が与えられる)

―さて、5分経ちましたがいかがでしょうか?

 

はい。まず、現状分析から。経済学部にいる女子数は「女子の受験者数×合格率」で決まります。

 

―そうですね。それぞれ具体的にどのような問題点があるのでしょうか?

 

受験者数については、そもそもトップの層に女性が少ないこと、経済学という学問領域が女性に人気がないことなどはあるかなと思います。加えて、一橋経済の女子が少ないというイメージがさらに女性が敬遠する要因になっている可能性もあります。つまり、男子校状態が再生産されているのかもしれません。

 

―たしかにそうかもしれませんね。看護学部に女性が多いのと反対の現象が起きているのでしょうね。合格率についてはどうですか?

 

合格率については、やや偏見めいた考えですが、女性は数学が苦手な傾向があり、数学の配点が高い経済学部に合格しにくい可能性も指摘できるかもしれません。しかし、似たような配点の商学部に女子が一定数いることから、ここがネックになっている可能性は低いと思います。

また、そもそも、合格率を上げる施策はクライアントの目的に適合的ではないと考えます。例えば、合格率を上げる施策なら、女子に対して加点を行う、配点を(女子率の高い)社会学部にあわせて変えてみるなどが思いつきますが、いずれも経済学の分野で活躍できる優秀な女性を集めるという観点では望ましくないでしょう。

 

―たしかに、数学の配点を下げるなどすると大学のほしい人材とズレが生じるかもしれませんね。続けてください。

 

以上から、女子の受験者数を増やす方面で検討をしたいと思います。受験生が大学を受けるまでの過程は「認知➝興味➝行動」に分けられると考えます(AIDMA)。現状、「認知」の過程では高校の先生や先輩、予備校関係者から勧められるという流れが自然かなと思います。次に「興味」においては大学HPを見たり、OCに行くなどが考えられます。最後に「行動」についてはシンプルで、大学に合格するために勉強する、という感じでしょう。

 

―それでは、それぞれに対する打ち手を聞かせてください。

 

「認知」については、大学が行えるレベルの施策ですと、進学校や予備校に大学パンフレットやポスターを送るなどしてそれを受験生に紹介してくれるよう依頼するなどでしょうか。「興味」については、経済学部の紹介では、経済学部卒で実際に活躍している女性や経済女子を取り上げるなど、女性向けのコンテンツを用意するなどは考えられるでしょう。また、OCで女性限定の回を設けるなども検討できるかもしれません。「行動」については予備校に一橋の過去問を授業に取り入れてもらうとかで、一橋大学入試問題への抵抗感を減らすなどはできるのかなと思います。その対価として、受験生のデータを流すとか。まあ、できるのかは疑問ですが。

 

 

雑感

一般的に大学が高校・予備校に個別のアプローチをかけるのかなどは定かではないでしょうが、「一橋経済=女子が少ない」というイメージを改善するというベクトルでの施策は実現可能かもしれませんね。まあ、そもそも女性を多くすることよりも、優秀な人材を確保する方が大事だと思うんですがね……。